那須の鈴木さん(大丸温泉)

■那須の秘湯/大丸温泉
http://www.omaru.co.jp/

大丸温泉でなにがあったのか、ここでご説明しましょう。

クッテナイ-那須高原の巻で話をしていますが、鈴木さんを呼ぶおばさんをもう少し取り上げようと思います。

クッテナイでは、遠慮していますが、脱衣所で『鈴木さん、呼んでいただけます?』と、僕に声をかけたおばさんがどのように声を
かけてきたかを正確に言いますよ。

私が、着ていた浴衣をぬいで、全裸状態でトイレに行った後、つまり”全裸にタオルでトイレから出てきた”状態で声をかけてきたのです。

トイレのドアを開けて、『さ~、すっきり。ひと風呂でも浴びましょうね。』と口笛でも吹きそうな状態をバッチシ見られたのでした。

『鈴木さん、呼んでいただけます?』という言葉にすっかり良心を感じとり、内湯のおっさん達に一人づつ声をかけ、2人目で無事”鈴木さん”を探しだしたのですが、実はそれだけではないのです。このおばさん。

大丸温泉の男湯は、内湯一つしかありません。
”川の湯”というばかでかい露天と、その奥にあるちいさ目の露天が”混浴”としてあるだけです。

”川の湯”で暖まった僕は、以前”川の湯”には入ったことがあるので、この”奥のオフロ”を目指し、裸に濡れタオルで寒空(当日の空模様は軽く雪)をペチョペチョと裸足で移動したのでした。

だけども、この”奥のオフロ”、結構お湯がぬるく『このまま雪が降ったらお湯から出れなくなる』とそそくさと移動を開始したその瞬間、向こうから同じ格好で鈴木さんがやって来ます。

ちょっと雪が積もった通路は、人一人分しか通りすぎることが出来無いので、お互いに『失礼』といいながら擦れ違ったのです。僕は、鈴木さんを探したので完全に個別認識しています。


『あ、そこぬるいのに』と思いながら、”川の湯”で暖まろうと、長めにつかっていたのです。

この”川の湯”は、さっきも書いたように、”混浴”です。ぼーっと雪を眺めていると、後ろから物音がします。そう、”混浴”ってことは女性が入ってきたということです。

あまり意識をしない、意識をしないと思いつつ、意識してしまうのが男の性でしょうか?
”川の湯”に入ってきたのは、なにを隠そうさっきの鈴木さんを呼んでいたおばさんですよ。

なにこの気まずさ。
なにこのオフロ。

早いとこおふろからあがりたいのですが、さっきのぬるいお湯から体を暖めないと、とその場を動けません。寒いのですよ。

しばらくたつと体は暖まったのですが、2人だけでそんなでっかいおふろに入ってたくはありません。早く行こうとする気持ちと、なんでしょう?このドッグレースな感じは。

先に出た方が、負けな感覚を覚えても一緒にいたくないですし、上に行った鈴木さんは降りてくる気配すらありません。

負けた負けたと、男湯の内湯に戻っていったのですが、内湯で不可解な光景を目にしたのです。

そう、おばさんは内湯のギリギリのガラス戸まできて、一言。

『まぁ~さぁく~ん』とかぼそい声で言ったのです。

そっか、おばさんは鈴木まぁ~く~んが、こっちの内湯にいると思っていたのですね。

奥のオフロに行っていることを知っている僕がどうしたかって?

…放置しました。

その後、宿の中でチラチラと”鈴木まぁ~さぁく~ん”を幾度となく見かけ、食事の時に近くの席にいたり、ラウンジで見かけたりと大丸温泉と同じ記憶に”鈴木まぁ~さぁく~ん”夫妻も記憶されることとなりました。


いい温泉なのですが、そのおばさんが台無しです。

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック